みなさま、ごきげんよう。
ポケモンSVでLv1同士のポケモンを戦わせる試み、通称Lv1ルールの普及を目論んでいるナナホシです。
ポケモンバトルと言えば、ステータスや技と同じぐらい大切な道具という要素がありますよね。
ここにLv50とLv1の違いはあるのかと言うと、もちろんLv1でもそれほど変わりはしません。
しかし技の威力が低ければ低いほど、こだわり系アイテムより命の珠のほうが強くなる、なんていう仕様(計算処理)もあったりします。
また、Lv1ルールにおける回復ソースの最強アイテム、オレンのみは欠かせませんよね。
これらのように、Lv1ならではのユニークな使い方をする道具があります。
今日はそんな、Lv1と道具の関係性について解説していきます。
回復アイテム
- オレンのみ
- たべのこし
- くろいヘドロ
- ラムのみ
Lv1ルールで使われる木の実として、まずオボンのみや、フィラのみ等の各種混乱実などが使われることは、ほぼありません。
なぜならHPをほぼ全回復できるオレンのみという最強アイテムがありますからね。
Lv1ルールではほとんどのポケモンのHPが11~13、高くても14止まりです。
最大HPの割合で回復するオボンやフィラ等は、回復量としてはHPにしてたったの2~4程度しかありません。
その点、必ずHPを10回復できるオレンは非常に優秀な道具です。
たべのこしやくろいヘドロは、Lv50戦だと耐久ポケモンに使われることが多いですが、Lv1ルールだとどのポケモンに持たせても可能性があります。
なぜならLv1ルールでは、他ポケモンとのステータスにあまり差がないため、どのようなポケモンでもアタッカーになれますし、どのようなポケモンでも耐久型として使うことができます。
ステータスについては下記記事でも解説しています。
特にHP11のポケモンは、身代わりで削られるHPが2しかなく、たべのこし(くろいヘドロ)があれば守る+身代わりで常にHPを減らさず身代わりを張り続けることができます。
火力アップ
実はLv1ルールでは、相手に与えるダメージ量が低すぎる余り、パンチグローブ(1.1倍)やタイプ強化系プレート(1.2倍)はあまり役に立たないことが多いです。
かなりの高威力技であれば、ダメージ量が2か3程度は上がりますが……
あるいはステータス7のポケモンに持たせると恩恵があります。
ノーマルジュエルで猫騙しを打ったり、メトロノームで同じ技を連発できる場面だとそこそこ強いです。
しかしよく使われるのはこだわり系アイテムでしょうね。
なお冒頭の参照記事に記載していますが、達人の帯と命の珠は道具の中でもかなり特殊な計算処理が行われておりますので、こだわり系アイテムを持たせるより高威力のダメージを与えることができる場合があります。
また、チイラのみやヤタピのみはあまり使われる傾向にありません。なぜならこれらの効果が発動するのはHPが4以下のときで、その時は先制技で倒されてしまうケースが多いからです。
耐久アップ
4倍弱点持ちは各種半減実で耐性をつけることもありますが、テラスタルというシステムが登場してから、ランクバトルではあまり見なくなったように感じます。
Lv1ルールでは参加可能ポケモンの多くが(ナナホシ主催の仲間大会においては全てのポケモンが)しんかのきせきを使えます。
HP12-B6-D6のステータスが無条件でHP12-B9-D9という高耐久ポケモンになれるのですから、採用しない選択などありえない!
そういう意味で言えば、とつげきチョッキはしんかのきせきの劣化アイテムと言えますね。
ポケモンSVでフィールドを展開できるLv1ポケモンは、進化前だと今のところサルノリしかいませんが……グラスシードを持たせて耐久アップ+アクロバットや、フワンテなどにもたせてかるわざを発動させるのもアリです。
素早さ、優先度変化
- こだわりスカーフ
- ビビリだま
- カムラのみ
- からぶりほけん
- ルームサービス
- くろいてっきゅう
- せんせいのツメ
- イバンのみ
- こうこうのしっぽ
ランクバトルでよく見かけるこだわりスカーフの使い方としては、高火力の中速アタッカーに持たせることが多いでしょうか。
Lv1ルールでは多くのポケモンのステータスが5~7でしかないため、すばやさを上げたところで大した決定力はありません。
しかし、すばやさのステータスも5~7しかないため同速勝負が非常に発生しやすく、運ゲー要素が色濃くなりがちです。
そのような状況下ですから、スカーフを持つことで「必ず上を取れる」という行動保証が生まれます。
同じ意味ではこうこうのしっぽも優秀で、トリックで相手に押し付けることで同速勝負を意識する必要がなくなります。
ただし1ターン毎の駆け引きがランクバトルより重要になるLv1ルールにおいて、こうこうのしっぽトリックを決めている時間があるかと言われると微妙ですね。
その他のアイテムはLv1ルールでも見かけることは少ないですが、果たして上手く扱えるトレーナーはいるのでしょうか……?
壁、天候、フィールド系
- ひかりのねんど
- ○○いわ(天候持続)
- グランドコート(フィールド持続)
Lv1ルールでは壁構築による積み展開を最もよく見かける気がします。
ですので必然的に、過去の大会でもひかりのねんど持ちは多かったです。
一方、天候操作やフィールド操作できるポケモンはそれほど多くないため、それらを長持ちさせるアイテムはあまり使われません。
ただしLv1ルールではそれを逆手に取り、誰も予想しないポケモンでにほんばれやあまごいを使うケースが、ごくまれに見られます。
相手のPTにヒトカゲ(サンパワー)やブイゼル(すいすい)などがいたら、誰が天候操作するか見極めなければいけませんね。
その他の特殊な道具
- あつぞこブーツ
- いかさまダイス
- おんみつマント
- クリアチャーム
- こうかく(フォーカス)レンズ
- ゴツゴツメット
- しろいハーブ
- だっしゅつパック
- だっしゅつボタン
- パワフルハーブ
- ふうせん
- ぼうじんゴーグル
- メンタルハーブ
- ものまねハーブ
- レッドカード
Lv1ルールでも比較的採用されがちなアイテムを並べました。
新アイテムのいかさまダイスは、Lv1ルールにおいて優秀かつ対策必須なものになるかもしれません。
過去のLv1大会ではスキルリンクを持つシェルダーやチラーミィが非常に強かったんです。
その理由は、HP12しかない相手に、最低でも5ダメージ、等倍なら10ダメージ、乱数が絡めば確1で倒せるポテンシャルを秘めていたからです。
それが、連続技を使えるポケモンなら誰でも同じように強化されたと考えれば、どれだけ壊れアイテムかが分かると思います。
特に素早さを能動的にアップさせられるスケイルショットとの相性はバツグン。そして意外と多くのポケモンが覚えられるんですよね。
その他、相手のがんせきふうじやこごえるかぜなどの追加効果を無効にできるおんみつマントやクリアチャーム、物理環境に偏りがちなLv1ルールで使うゴツゴツメットなど、優秀なアイテムは多いです。
個人的にはものまねハーブをうまく使ってみたいところですね!
まとめ:Lv1ルールの特徴を理解した道具選びを
とりあえずオレンの実はガチで最強です。PT内に必ずしのばせておくべきです。
Lv1界隈ではきのみジュースの解禁が惜しまれるぐらいですからね……。
ステータスに偏りがないということは、ハッキリ言って道具選びや特性選びがランクバトルよりも大事になってきます。
Lv1ルールの特徴にあった道具を、とことん考察しまくってください!