みなさま、ごきげんよう
ポケモンSVでLv1同士のポケモンを戦わせる試み、通称Lv1ルールの普及を目論んでいるナナホシです。
Lv50戦ではBIG6と呼ばれる、使用率TOP6位のポケモンへの対策は必須と言われていますよね。
そういった厄介なポケモンを気にしなくて良いのは、Lv1ルールの良いところだと思っております。
とは言え、非常に狭い界隈ではあるものの、Lv1ルールにも「こんなのが強い」と言った流行の並びや、上位勢が使う型というものも、やはり存在します。
ただし重ねて言いますが非常に狭い界隈(泣)でして、当然ですがバトルデータベースやポケモンHOMEのランクバトル集計は参考になりません。
極めてマイナーなルールなので、研究している人も少なく、言わば「知っている人のみが無双できる界隈」とも言えます。
まるでラノベの転生ものみたいな世界観ですが……
Lv1ルールの仲間大会を主催する者の一人として、私は
- 分け隔てない情報開示
- 全ての人が同じ目線で戦える
- 普段見ないポケモンの活躍を楽しんでほしい
そう思っておりますので、「仲間大会への参加は初めて」「ランクバトルじゃ勝てないからやらない」といったライトユーザー層にこそ、ぜひ興味を持ってもらえたらと思っております。
ですがそういった方々が、訳の分からない初見殺しみたいな戦法で蹂躙され、Lv1ルールから足を遠のいてしまうのは非常にもったいないことです。
ですのでせめて、私が知り得る限りで過去のLv1ルール大会の様子をお見せいたします。
次の大会に向けて、一緒に考察しようではありませんか!
というわけで今回は、過去の大会で活躍したLv1ポケモンの強い並びを見ていきましょう!
- 私が仲間大会の主催者になるまで ~ 突然の自分語り、どうした? ~
- Lv1ルール大会が産まれるきっかけ ~ イースターカップ ~
- Lv1ルール対戦の歴史 ~ only1battle主催者様への敬意 ~
- 本題:過去のリトルスターカップのバトルデータ
- ポケモン剣盾環境(参加者45名から集計)
- ポケモンSV環境(参加者24名から集計)
- まとめ:今後もLv1ルール大会をよろしく!
私が仲間大会の主催者になるまで ~ 突然の自分語り、どうした? ~
さて、本題に入る前に、少しだけ過去の私のことを語らせてください。
前置きなんていらねぇと思う方は、目次から「本題」とつくタイトルまで読み飛ばしてくださいね。
私は初代の赤緑時代から今まで全シリーズのポケモンで遊んできたことがありますが、歴が長いだけでめちゃくちゃ対戦が強いかというと、そうではありません。
これは謙遜ではなくガチです。
実際、ランクバトルの順位にあまり興味がないので、そもそも自分がどれぐらいの順位の強さなのかすら把握していません。
ただ友人と、あるいは遠い知らない人と、勝ち負けを気にせず純粋な対戦そのものを楽しんでいました。
ランクバトルにこそあまり興味はありませんが、一方で私は対戦以外のことにもあまり興味はありません。
色違い収集、映えるフォトジェニック、オシャボのコンプリートなど……
今のポケモンには色々な楽しみ方がありますが、ぶっちゃけ私は二十余年、対戦でしかポケモンを語ることはできません。
にもかかわらず適当な言い訳をつけてランクバトルにのめりこむことを敬遠していた私ですが、そんな私がランクバトル以外の対戦でポケモンを楽しめる方法を見つけました。
それが特殊ルールと呼ばれるジャンルの対戦です。
公式では世界大会、ランクバトル、カジュアルバトルなど開催されている一方、有志の方々が個人で(あるいは団体で)やっておられる、ある特殊な制限を用いた大会に、非常に興味を持ちました。
今はこれを仲間大会と呼び、公式から自由に仲間大会が開ける機能までつくことになりましたね。
私は自分がどれぐらいポケモンバトルに強いのかよく分かっていません。
しかし私の性格は厄介なことに、承認欲求が結構強めの傾向にあるものですから……
やはり勝ちたいし、認められたいし、褒め称えられたい。
ランクバトルのように1か月間、それも何万人と参加する世界では、時間を掛けられる人が頂点にのし上がれる実力ゲームです。
もちろん短期間の参加だけで結果を残す人もいますが、そういう方も得てして、努力してきたこれまでの期間は相当なものでしょう。
私は対戦しか興味ないものの、かといってそこまで対戦にのめり込んでいたわけでもない……
だから私は考えました。
特殊な制限下のルールで、それもたった2,3時間しか開催されない大会なら、考察次第で自分の強さを発揮できるのでは……?
そう思い、私はサンムーン時代から本格的にオンライン対戦にのめりこみ、Twitterを通じて特殊な性癖制限をしている人のもとへ声を掛けては、仲間大会に参加しまくっていました。
ちょうどサンムーンと言えば、PGL(ポケモングローバルリンク)を通じて、公式から初めて仲間大会という機能が発表された時期です。
Twitterのポケモン界隈も、その頃から徐々に隆盛してきたかと思います。
オープンなランクバトルと違い、クローズドな仲間大会という場で、限られたポケモン、限られた制約の中で戦う様子は、一種の学問に近いとさえ感じていました。
考察に考察を重ね、研究の末に導き出された回答で勝ち上がれたとき、とても幸福な気持ちになります。
自分の考えは正しかった、これで良かったんだという達成感です。
そして時はポケモン剣盾──
数々の仲間大会に出場して体験してきた出会いや知見、可能性、そういったものの魅力にドはまりした私は、ついに自分で仲間大会を主催したいと決意するようになりました。
余談ですが、最近では公式大会がゴーストタイプ限定の大会トリックマジックを開催していましたね。
あれは時間の都合で出られなかったのですが、まさにああいった狭い環境下で考察するポケモンバトルが大好きなんです。
Lv1ルール大会が産まれるきっかけ ~ イースターカップ ~
私が主催する仲間大会への思いは、ずっと初志貫徹で
「初めての方でも楽しめるバトルを提供したい」
「負けても楽しかったと言えるバトルにしたい」
これに尽きています。
しかしポケモン剣盾の頃になると、大勢の方が仲間大会を主催するようになりました。
当然、似たようなルールがいくつも台頭し、乱立し、参加者も色々な主催者の元へと分散しました。
私と同じように、仲間大会の主催をやりたいと思う方々が、この時期に一気に増え、世はまさに、大”仲間大会”時代と言えました。
やがて仲間大会をまとめるアカウントまで現れ、毎週どころか平日も含めて毎日ペースで開催されていたこともありましたね。
となれば参加者は必然、面白そうな企画、楽しめそうなルールに集中するというもの。
飽和する仲間大会主催者の中で、大会ルールの「差別化」が繰り広げられました。
例えば「ゆびをふる」のみの使用で戦う大会も、そのルール自体は昔からありましたが、やがて特定のポケモンのみに縛ったり、持たせる道具を縛ったりなど、似たような指振り大会でさえも差別化が生じる事態。
差別化を意識しすぎてコンセプトが複雑化し、リプ欄が質問ばかりで溢れ返る大会や……
果たしてそれはどの層の誰に向けて楽しんでもらいたいのか、まったく意図が掴めない大会も出てきます。
当然、そういった大会にあまり人は集まらず、涙を呑んだ主催者も大勢いたかと存じます。
開催しても、集まらなければ意味がない。
しかし、他との差別化を見つけないと、人気主催者ばかりに人が集まり、新参者は日陰でコソコソする始末。
私はどうやって、自分自身のポリシーである
「初めての方でも楽しめるバトルを提供したい」
「負けても楽しかったと言えるバトルにしたい」
という大会を提供できるか悩んでいました。
剣盾が発売して5ヶ月頃の初春、私はあるフォロワーと出会い、その方と共同でアイデアを考え、一つの案を提唱しました。
それは「タマゴから産まれたばかりのポケモンを戦わせる」というルールです。
この、現在のリトルスターカップの先駆けとなった、私が初めて主催する仲間大会、それが【イースターカップ】です。
その方が海外住まいというのもあって、4月はまさにイースター祭の時期です。
イースターと言えばタマゴ、タマゴと言えばLv1。
ポケモンは普通Lv50で戦わせるものですが、それをLv1で戦わせたらもしかしてめちゃくちゃ面白いのでは?
そしてタマゴから産ませて即バトルということなら、育成の手間も省けて新規参入の障壁が低くなるのでは?
私のポリシーである「初めての方でも楽しめる」「負けても楽しめる」といった大会をお届けできるのでは?
私は企画し、準備しました。
幸い、対戦以外に興味がなかった私(自虐)は、しかし配布限定ポケモンだけは無駄に持っていたため、レアリティの高い景品を出すことに躊躇はありませんでした。
その協力者にはポスタービジュアルを作成してもらい、いろんな方の仲間大会の様式を参考にしながら、なんとか形になりました。
たしか最初の参加者は20人に満たなかったと思いますが、
「とても面白かった」
「進化前ばかりでかわいかった」
「こういう対戦なら私でもできそう」
そういった数々の励ましのお言葉をいただき、私はこのコンセプトにはっきりとした手応えを感じました。
Lv1ルール対戦の歴史 ~ only1battle主催者様への敬意 ~
さすがに「イースター」という名称は毎年4月しか使えないため、大会コンセプトを変更しました。
タマゴになぞらえなくても、Lv1ポケモン同士を戦わせるのは面白い。
かつてポケモンスタジアム金銀やポケモンバトルレボリューションでは、リトルバトルと呼ばれるLv5以下のポケモンだけが参加できる特殊ルールがあったんですよね。
その名称をオマージュとして拝借し、私のハンドルネームの一部をつなげて、
リトルスターカップ
と名付けました。
そしてイースターカップで確かな手応えを感じた私は、これをシリーズ化したいと考えたのです。
しかしながら大会の差別化という点で、似たようなルールがないか入念なチェックが必要でした。
もしルール被りをしてしまって「私のアイデアがパクられた!」とおっしゃる方がいれば、さすがに角が立ってしまいます。
そんな折、私はあるブログと出会いました。
それがonly1battleという、Lv1限定大会を運営している方のブログでした。
調べるとこの方は、オメガルビー・アルファサファイア時代、あるいはそれ以前からずっとLv1ルールの大会を開いてらっしゃる方でした。
コンセプトがモロ被りな上に、めちゃくちゃ歴史ある大会で驚愕しましたね。
しかも私の知らないところで、イースターカップを開催した時期とまさに同じ時期に、剣盾でもLv1ルールの大会を開いてらっしゃいました。
さすがに全く被るのは後ろめたい気持ちになって、けれど私は私でLv1ルールの大会を開きたいという思いに駆られ……
タマゴから産まれたポケモンで即バトルというイースターカップのコンセプトを踏襲して、
リトルスターカップを「進化前(未進化)限定」のLv1ルールとしよう!
と決めたのです。
なお、後にonly1battleの主催者様とお話する機会があり、縁あって相互フォローとなり、そしてお互いのLv1ルールの大会に参加し合うという関係にまで発展いたしました。
その節はどうもありがとうございました。
あなたがいたから私は今も仲間大会の主催ができております。
ポケモンSVになってからご家庭の事情がお忙しいようで、大会を主催されている様子はお見受けできませんが、ずっと尊敬しています。
直接言うのは小っ恥ずかしいので、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
なお私が知る限りで他にLv1ルール大会を開いてらっしゃる方は恐らくいないと思っておりますが、もしいらっしゃったら情報をお寄せください!
本題:過去のリトルスターカップのバトルデータ
というわけでお待たせしました。
いよいよ本題の「過去の大会で活躍したLv1ポケモンの強い並びってなんじゃろ?」のコーナーです。
この記事を書くにあたってポケモンHOMEの過去の大会情報を見てきたのですが、どうやら古い情報は参照できなかったみたいで、ようやく遡れたのがこちらになります。
ポケモン剣盾環境(参加者45名から集計)
ちなみに第3位のTN「にしなカヅキ」という方が、上記only1battleの主催者様です。
この頃はリトルスターカップ(LSC)も大勢の方に認知され、過去最大となる45名の方にご参加いただけ、大きな盛り上がりを見せたものです。
コロナ禍でリアルが多忙となって一時期Twitterから離れた弊害で、今は当時ほどのフォロワー数もおらず、大会の認知度もだいぶ低くなってしまいましたが……(泣)
使用率TOP10のポケモンはご覧の通りです。
当時はダイジェットが物を言う環境でしたので
これらの要因から、圧倒的ワシボン環境でしたね。
ポケモンSV環境から見ればあまり参考にならないかもしれませんが……
剣盾でのワシボン
高火力のタイプ一致技であるダブルウィングやブレイブバード、飛行タイプとの相性補完に優れるインファイト、相手のワシボンもとい飛行タイプ対策となるいわなだれ、その他ダイマックス技の追加効果が優秀な各種を取り揃えています。
当然、特性は「はりきり」が優位。
命中率が0.8倍になるかわりに攻撃力が1.5倍になるこの特性は、ダイマックスと非常に相性が良く、多くのポケモンを蹂躙してきましたね。
命の珠はLv1ルールにおける最強格の火力アップアイテム、きのみジュースはLv1ルールにおける最強格の回復アイテムです。
まさに当時のLv1ルール最強格たるワシボンに持たせるにふさわしいアイテムでした。
ダイマックス時にはこだわり系アイテムの効果が消失するという仕様も、与える影響は大きかったかと思います。
ではここからは、現時点でのポケモンSVに存在するポケモンのみになりますが、まとめて紹介していきましょう。
剣盾でのヒバニー
この頃はポケモンSVと違って、技を打つたびに特性リベロの効果が発動しタイプ変更していました。
ですから実質、全ての技をタイプ一致で打つことができ、しかもダイジェットを使えるのでLv1ルールでも最強格の1匹でした。
ダイナックルでAを上げてからの不意打ちもかなり強かったですね。
剣盾でのヒポポタス
ランクバトルでもよく見られるステロあくび戦法ですが、やはりLv1ルールでも強かったようです。
ダイマックスを流せたり、交代させることでダイマックス後の強化されたステータスをリセットする働きがありました。
その役割から、持ち物も耐久よりの道具ですね。
使用率7位のポケモンですが、全員が地震、吹き飛ばし、ステルスロックを覚えさせているのは驚きました。
剣盾でのアローラロコン
半数以上の方が光の粘土を持たせていたことから、アローラロコンの役割もヒポポタスと同じぐらい明白ですね。
Lv1ルールで壁を張ると、本当に受けるダメージが激減します。
当時はダイナックルとダイジェットの猛襲が凄まじかったので、なんとしてでも壁を張らないと圧倒的火力に打ち負けていました。
剣盾でのコイル
ここには載せていませんが、特性は頑丈が100%でした。
もう一つアナライズという強力な特性を持っているのですが、にも関わらず頑丈が採用されるというのは、HPを必ず10回復するオレンのみとの相性が良かったからですね。
コイルにオレンのみをもたせると、頑丈を2回発動できますので、行動保証がなされていて安定感バツグンです。
かみなりの採用率が多いのは、ダイストリームによって雨を降らせる機会が多かったからだと思いますが……
コイルがあまごいを採用しているのもLv1ルールならではですね。
その他:当時の剣盾ポケモン
現時点でのポケモンSVでは未解禁ながら、当時の剣盾環境で強かった残りのポケモンも簡単に紹介します。
- ココドラ:頑丈+きのみジュースでコイルと同じく行動保証あり。ステルスロックを覚えることもでき、先発要員としての使い勝手が良かった。
- モグリュー:かたやぶり60.6%、すなのちから24.2%、すなかき15.2%。純粋な型破りアタッカーとして使われていた。スカーフ持ちが最も多かった。
- テッシード:進化の奇石や食べ残しをもたせた耐久ポケモン。ワシボン等の物理アタッカーを止められるのが強く、食べ残し+やどりぎのタネ+守るで毎ターン2ずつ回復するのはなかなか止められない。
- イワーク:100%頑丈。きのみジュースまたは弱点保険で暴れ散らかしていた。ノズパスと同じくB8という高い耐久で龍の舞を使い3タテを狙う。
- アチャモ:100%加速。物理環境だったのでタスキカウンター→起死回生やフェイントが強い。バトンタッチ採用率は62.3%。現代ではヒラヒナが似たような役割をこなせるが……?
剣盾環境の総評
第5回かつ45名もの参加者ということで、当時のLv1ルール環境としてはだいぶ成熟していたと思います(ただし進化前限定に限る)。
参加者の皆さんも考察が進んでおられたようですし、この集計結果とランキング上位勢の使用ポケモンとの乖離もそこまでありませんでした。
まさにダイジェットが物を言う環境でしたので、ダイジェットアタッカー数匹、それを止める電気や鋼の耐久ポケモン、そして電気や鋼に有効打のあるじめんポケモンという3すくみの関係性が見事に仕上がっていましたね。
また、ワシボンはたしかそれ以前の大会でも何度か1位のPTに入っており、ダイマックスシステムとの相性の良さがうかがえました。
ポケモンSV環境(参加者24名から集計)
こちらはポケモンSVにおける第1回目の大会のデータです。
使用率TOP3をヒスイ地方のポケモンが独占しました。
ポケモン剣盾のダイマックス環境と違って、そう簡単に天候を変えたり能力アップを狙えるわけではありませんので、純粋にステータス実数値7を持つポケモンが好まれる環境だったのだと推察します。
私はこのルールでアサナンが一番強いと思っていましたが、剣盾でもSVでもアサナン使用者はそれほど多くなかったようです。
この大会では、育成の手間を減らす観点から、テラスタルタイプの変更を禁止としていました。
したがって、テラスタルについての考察は省かせていただきます。
なお、あくまで使用率の多い集計であって、この大会で1位を取られた方は結構違うポケモンを使っておられました。
SVでのHガーディ
私はてっきり、威嚇や鬼火が使えてステルスロックを撒ける優秀な先発要員だから使用率も高かったのだろう……と思っていたのですが、以外にもスカーフ石頭のアタッカーとして使われることが多かったようです。
確かに威力120以上の技をタイプ一致で2つも打てるのは優秀で、炎+岩の相性補完も優れていました。
私もこの大会でHガーディを使っていて、そのときはステルスロックを採用していましたが……みなさん使ってなかったようで。
SVでのHハリーセン
A7-B7-S7と、Lv1ルールではかなり優秀な部類のステータスをお持ちです。
それでいて威嚇で物理耐久を上げたり、雨で素早さを上げたりできるのですから、とても万能なポケモンだと思います。
アタッカーから補助技、搦め手までなんでもこなせてしまう器用さがあるので、見せ合いの段階で相手の型を読み切ることは難しいです。
特にLv1ルールでは雨始動要因も様々なので、誰があまごいをするか分かりません。
弱点も少ないので対策が難しい強ポケだったことでしょう。
バスラオと似たような見た目をしていますが、タイプは全然違いますからね。
SVでの白バスラオ
※本大会のルールでは赤・青のバスラオは使えません
バスラオもA7-S7という優秀なステータスを持っており、特性も強力です。
進化後のイダイトウと違って水単タイプなので、Lv50と比べたお墓参りの威力は低いですが、それでも適応力タイプ一致ウェーブタックルと威力150のお墓参りを止められるポケモンはそういません。
Hハリーセンと違ってこちらはハッキリと、アタッカーという明確な役割と持っています。
持ち物もスカーフ、鉢巻、命の珠とかなり攻撃的ですね。
Hハリーセンと白バスラオの対策は、今後も必須級になる予感がします。
SVでのムウマ
※写真を撮りそこねていますが、特性は浮遊100%です
C7-D7-S7と、こちらもやはり優秀なステータスを持っています。
またHハリーセンと同じく、アタッカーも搦め手も両方こなせます。
ムウマに影打ちを採用するところがまさにLv1ルールの特徴の一つと言えます。
Lv1ルールではほとんどのステータス実数値が5~7なので、攻撃と特攻に差がなく、いわばどんなポケモンでも両刀アタッカーをこなせることができるということです。
なのでLv50戦では特殊アタッカーとして使われるムウマージですが、Lv1でのムウマの影打ちはそこそこのダメージが出ます。
そしてこのルールでのS7はほとんどのポケモンの上を取れる数値となっていますので、上からの挑発や道連れが非常に強いですね。これはHハリーセンにも言えることですが。
SVでのコイル
剣盾で優秀だったポケモンはやはりSVでも優秀でした。
アナライズはどうあっても使われないんですね……
頑丈+オレンの実による相性の良さは健在で、強力な地面アタッカーがいた剣盾環境とは違い電気+鋼技の通りが非常に良いです。
こらえるの採用率が高いのは、例えば猫騙しなどで中途半端にダメージを削られてしまったときに頑丈やオレンの実の発動機会を失わないよう、こらえるでオレンの実を使って頑丈を復活させるという動きを狙えるからです。
SVでのサルノリ
第1回LSCではまだグラススライダーが解禁されていませんが、それでも使用率上位に食い込んだのはグラスメイカー(グラスフィールド)による火力の底上げが大きいでしょう。
また白バスラオを牽制できるのも優秀です。
グラススライダーがなくとも、新技草分けでSを上げて上からウッドハンマーで叩けば、ほとんどのポケモンを倒すことができます。
今週末に行われる大会では恐らくグラススライダーを採用したサルノリも出てくるでしょうが、果たしてどんな結果になることやら……!
SVでのクヌギダマ
剣盾で頑丈持ちだったココドラやイワークが強かったように、SVではクヌギダマという頑丈持ちポケモンが脚光を浴びているようです。
また新アイテムいかさまダイスとの相性が非常に良く、ミサイルばりとロックブラストという2つの連続技を使うことができるのが優秀です。
どちらも半減に抑えるはがねタイプにはドリルライナーという打点があり、こうそくスピンで素早さを上げることもできるので、相手にすると結構厄介そうです。
地味にカウンターも使えます……気をつけてくださいね。
SVでのヤミカラス
悪戯心で変化技を先制で使え、かつA7-C7-S7というステータスが優秀です。
技の使用率からも分かる通り、雨の始動要因としても使われていたようですね。
補助技を封じる挑発の採用率は脅威の100%ですが、悪タイプのポケモンには使えませんので注意が必要です。
ここには載っていませんが瞑想や悪巧みといった積み技も使えますので、アタッカーとしてもなかなか使えますよ。
SVでのキバゴ
剣盾でのモグリューよろしく、型破りアタッカーですね。
しかしキバゴの強さはそこではなく、出会い頭を使えるという点です。
本大会の1位の方は出会い頭を採用したマメバッタを使っておられましたが、同速勝負が発生しやすいLv1ルールにおいて先制技はかなり強力なんですよね。
また龍の舞で火力を上げ、そのまま全抜きを狙うこともできます。
採用10位のにらみつけるには笑いました。
SVでのノコッチ
天恵まひるみ戦法はやめちくり
私が言いたいのはそれだけだ……。
SVでのアサナン
11位ですがあまりに強すぎる(ナナホシ談)ので触れておきます。
ヨガパワーという特性でA12というアホみたいなステータスを実現できるのはこのポケモン(次点でルリリ)だけです。
ほとんどのポケモンがA6というステータスなのに対し、全ポケモンでアサナンだけが2倍の攻撃力を有しているのに、弱いわけがないのだ!
ねこだまし+インファイトでゴーストタイプ以外のほとんどのポケモンを倒せますし、進化の奇石+ドレインパンチで耐久されたらたまったもんじゃないです。
剣盾のダイジェット環境がなくなって、きっとウキウキしていることと思います。
覚悟の準備をしておいてください。
現時点でのSV環境の総評
上記情報は、SVでの第1回目の大会であること、そして母数(参加者)が24名しかいないということから、環境が成熟しているとは言い難く、まだまだ考察の余地はありそうです。
特に、上位入賞者の方々が使っていたポケモンは、どちらかといえば使用率TOP10に入っていないポケモンが多かったという事実もあり、今後さらなる強ポケの開拓が進めば、主催者として嬉しい限りです。
さらにこの大会はテラスタルタイプの変更を禁止していましたが、今週末の大会ではテラスタルタイプの変更を可能としましたから、環境も大きく変わりそうです。
まとめ:今後もLv1ルール大会をよろしく!
ここで主催者ナナホシからのお願いです。
今週末11/11(土)という、Lv1にちなんで1という数字が並び揃うこの日、21時から、SVでの第2回リトルスターカップが開催されます。
ルール違反者への牽制と、入賞者への景品授与をスムーズに行うべく、本大会は参加申込を必須としています。
あと2日で開催となりますが、なんと現時点での参加申込は、第1回参加者(24名)の半数以下しかありません(ガチ号泣)
仲間大会はせめて20人以上いれば、大会らしいスムーズな運営ができると言われています。
この記事をご覧になったあなた、まだ申込に遅いというわけではありません。
どうか1戦だけでも構いません、ぜひ申し込んで覗きに来てください。
絶対に楽しいと言ってもらえるような大会にいたいます。
どうぞよろしくお願いいたします!(涙を流しながら)