みなさま、ごきげんよう
ポケモンSVでLv1同士のポケモンを戦わせる試み、通称Lv1ルールの普及を目論んでいるナナホシです。
先日11月11日(土)という、Lv1にちなんで1の数字が並ぶこの日、第2回リトルスターカップを無事に開催することができました!
参加者の皆様、遊んでやっていただき本当にありがとうございました!
初めての方へ、Lv1ルールの大会ってなんじゃろかい? と思われた方は下記記事を御覧ください
さて本記事では、私が知り得る限りの上位入賞者の構築や、使用率ランキング、そして私が使ったPTの構築と、大会運営に関しての所感をまとめさせていただきました。
なお、参加者がターゲットではあるものの参加していない方でも答えられるアンケートを実施しています。
良ければ下記フォームにてご回答いただければ幸いです。
- 1位
- 2位
- 3位
- ラッキーセブン賞
- キミこそリトルスター賞
- 使用率等のバトルデータ(11名からの集計)
- 大会後アンケート集計結果(第1回、2回合計25名の集計)
- ナナホシのPT構築
- 本大会の所感まとめ
1位
おはようございます✨昨日リトルスターカップに出場して一位を取れました🏆
— チャーレム愛全一/チャーレム愛好家レイ・シュガー (@rwNRAxu5ge3tbrO) 2023年11月11日
しっかりと相棒のチャーレムの進化前のアサナンを活躍させてアサナンの魅力を伝えられて良かったです😊
対戦してくれた方々そして大会を主催してくれたナナホシさんありがとうございました✨#ポケモンSV#リトルスターカップ pic.twitter.com/K4GizOUv4n
スカーフHゾロアやピントレンズ強運ヤミカラスなど個性的なポケモンを使い、見事優勝に輝いたのはレイさんでした、おめでとうございます!
2位
リトルスターカップ最終2位でした✨
— さき (@saki07769738871) 2023年11月12日
砂パで使いましたがヨーギラスの自覚が偉すぎた😭✨バスラオ進化技覚えられない個体で生まれちゃったので使える技ほとんどなくて全然選出できんかった悲しかったけどゾロアたくさん使えて可愛かった💕次も色違い統一で頑張る!#リトルスターカップ pic.twitter.com/6o5nY8n4wc
グライガーが砂を撒いて、ヨーギラスとともに砂隠れで翻弄する様は、相手を苦しめたことでしょう。さきさん、準優勝おめでとうございます!
3位
こちらはポケモン剣盾での第5回大会で優勝を収めた方でした。今回は惜しくも3位という結果になりましたが、それでも強さは健在でした。ハンマーさん、おめでとうございます!
ラッキーセブン賞
#ポケモンSV #NintendoSwitch #リトルスターカップ
— DAL (@otosu_midoro404) 2023年11月11日
7位でした
1533くらいまで行けてたのでそこで終わってたらよかったカモ pic.twitter.com/yIlRB5BwxT
主催ナナホシの名前にちなんで、記念すべき7位を獲得したのはDALさんです。おめでとうございます!
キミこそリトルスター賞
こちらは、主催が決めた【お題】に沿った大会動画を投稿してくださった方の中から、ナナホシの独断と偏見で、その【お題】に最もふさわしいと判断した方1名に、オシャボセットまたは色違いポケモンを1匹プレゼントするという特別企画でございます。
今回の【お題】は【頑張ったねと褒めてあげたい場面(自他不問)】です!
今回そのお題に選ばれたのは……!?
ぱもじゅにあを毎回選出したのは愛です…あんまり活躍させてあげられなかったけど…じゅにあー😭😭
— 林檎さく🍎 (@applesaku_pamo1) 2023年11月11日
今日イチ活躍してくれて唯一勝たせてくれたのはコマタナのたなっこです!
負け確なのに、ぱもじゅにあの敵討ちでココイチで急所引いてくれて偉かった!
がんばったね…(*;ᵕ;*) #リトルスターカップ pic.twitter.com/8V2hM0zt9R
この場面です!!!
こちらの対戦相手は私なのですが、お互いラス1で後が無い中、決めるのが難しい『敵討ち』で見事私のポケモンを討ち取った勇姿に感動しました!
敵討ちを決めたこの子も、そしてその前に倒されてしまった子にも、まさに『頑張ったね』と褒めてあげたいッ!!!
Lv1ルールだからこそ決まった技だと思ってます、素晴らしい戦いをありがとうございました!
使用率等のバトルデータ(11名からの集計)
以下、使用率TOP6のポケモンのデータベースです。
なおテラスタルタイプなどは「実際にバトルで使用した情報」が採用されております。
例えば大会中に1度もテラスタルを切らなかった場合、そのポケモンのテラスタルタイプは集計されません。
技、特性、道具等についても同様です。
大会後アンケート集計結果(第1回、2回合計25名の集計)
11/12(日)19時現在での、ポケモンSV第1回大会、第2回大会のアンケート結果を合算したものです。
延べ25名の方にご記入いただきました、ご協力ありがとうございました。
■第1回大会(7/22)アンケート時の要望へ回答
「(努力値は振っても良かったという意見の補足として)もちろん自分はやりませんでしたが、素早さの努力値は振ってもバレないなーと思っていたので。」
→たしかにそうですね、性善説に訴えかけるのは無理があるかと思っていました。しかしながらLv1時の努力値振りは、Lv50のように4振って1上がるという単純な話ではないため、参加者への十分な説明と理解が必要という課題があります。
「いいねやリツイートを景品の指標にするのも良いが、それとは別にナナホシさんの独断で賞を付けても面白いと思う。」
→前回はいいね数×RT数の最多投稿者を景品対象としましたが、今回は独断で賞を付けさせていただきました。いかがだったでしょうか?
「要望がないくらい楽しくて、素晴らしい大会でした。強いて言うなら、もっと参加者が多ければ良かったです。」
→参加者の募集については、前回より格段に気をつけて入念に準備したつもりですが、結果が振るわず前回の半数以下となってしまいました。今後も魅力ある大会を伝えられるよう広報や情報開示に尽力いたします。
「(テラスタルタイプの変更は可能で良いと回答し)しいて言えばです」
→今回はテラスタルタイプの変更を可能としました。しかしながら、ハードルが高かったのか分かりませんが参加者の増員には繋がりませんでした。残念です。
「私は申し込み嫌ではなかったですが中にはハードルが高くてやりにくい人もいるのではないかと思いました💦事前申請するのであればトーナメント形式面白そうだなと思いました!」
→ハードルが高いという意見も納得です。確かに、事前申請するのであればトーナメント形式が面白そうだなとは私も感じました。次回は大会参加者数に応じて形式を変更するなど、対応を検討いたします。
「めっちゃ良いルールだった。完璧です。」
「ルールや準備期間、景品などもこれぐらいがベストなんじゃないかなと思います。」
→ありがとうございます。
■第2回大会(11/11)アンケート時の要望へ回答
「アサナンが強すぎたから進化後が居ても良かったんじゃないかなーと思いました」
→確かにA12のポケモンが使用可能で、進化後ポケモンが使えないというのはフェアではありませんね。検討いたします。
「使用率上位のポケモンを使用禁止にするのも面白そうだけど、データが少なすぎて少し難しそうです。」
→おっしゃるとおり、剣盾時なら実現できたでしょうが今回の結果を踏まえると実現は難しそうです。他の案を検討いたします。
■その他、ありがたいお言葉を頂戴しました
- 楽しかったです!!
- お疲れ様でした!リトルスターカップに参加するのは三回目です!大好きな大会なので、久しぶりに参加出来て良かったです。お忙しい中、ありがとうございました🙇
- 開催お疲れ様でした!サポート体制もとても気を遣ってらっしゃったのが伝わってきました。おかげでとても楽しめました。
- お疲れさまでした!かわいくて楽しめました。スプシやツリーでの情報共有もありがたかったです。
- 主催ありがとうございました!そしてお疲れ様でした! とても楽しかったです!次回開催があればまた参加させていただきたいです!!
- 普段のランクマとは違う非常に面白い大会でした。開催ありがとうございました!
- 楽しかった!
- 個人的に推してます!
- また開催してください
- 楽しかったんで定期的に開催して欲しいです!
- これだけたくさんの資料や要項を集めたのはとてもすごいです! 僕も時間がない中、どうしても参加したい大会だったので参加しました。もっと宣伝に協力したかったです。今回もありがとうございました
- お疲れ様でした✨
- 楽しかったです、ありがとう!
皆様、本当にありがとうございました。
ナナホシのPT構築
※下記は全てLv1時の理想個体かつ努力値0のステータス実数値を記載
●アブリー(NN:モスラ) 12-6-6-6-6-6
特性:鱗粉
道具:アッキの実
テラス:水
技:虫のさざめき、蝶の舞、ドレインキッス、テラバースト
初手に配置して相手にねばねばネット……を警戒させる選出誘導枠。その偽装役割を果たせたかどうかは分からないが、真の役割は積みエース。
壁展開や有利対面から繰り出し、蝶の舞を積んでドレインキッスで回復。
この子の褒めてあげたい点は、特性鱗粉によって技の追加効果を受けないというところ。
猫騙しやほっぺすりすり、岩石封じ、はたき落とすなど、優秀な技の追加効果を全て無効化し、相手の意表を突いた。また、それらの技を受けてアッキの実を発動させるのも優秀過ぎた。
水技を覚えているポケモンが誰もいなかったのと、アブリーの弱点である鋼や炎技に耐性をつけるため、テラスタルはみずタイプとした。
だいたい3匹目に配置し、エース級にふさわしい想定通りの動きを見せてくれた。
他のPTをアブリーのサポートや耐性で固めて、アブリー主軸のPTに特化しても良いと思うぐらい強かった。
選出率は3位。
●コマタナ(NN:へいたい) 12-7-6-6-6-6
特性:負けん気
道具:オレンの実
テラス:水
技:アイアンヘッド、瓦割り、電磁波、不意打ち
上手く使えなかったポケモン。
対アローラロコン対策に特化し、実際アローラロコンと対峙する場面も何度かあったが、なんやかんやしてたら瓦割りを打つ頃にはオーロラベールが消えてたり、あるいは他にもっと刺さるポケモンがいるなどして選出すらしないこともあった。
相手も警戒してなのか特に素早さ下降技など使ってこず、負けん気を発動できる機会はなかった。
電磁波は使用感がとても良く、使う機会は少なかったものの使った試合では電磁波で勝ちを拾えた。
選出率は5位、もっと良いポケモンがいたと思う。グライガーとか。
●シェルダー(NN:いせえび) 11-6-7-6-5-6
特性:スキルリンク
道具:進化の奇石
テラス:電気
技:氷柱針、ロックブラスト、テラバースト、マッドショット
まさかの先発要員。そして殻を破るは採用なし。
このルールにおいてシェルダーと言えば最強格のポケモンの1匹であり、対策は必須級と言われているがために、殻を破るの動きは読まれやすいと感じていた。
例えばヤミカラスなどで鋼テラスされ黒い霧をされれば、たちまち機能停止してしまう。
だからこそあえての逆張りで不採用、さらにダメ押しの起点なし先発要員。
これで初手から氷柱針やロックブラストで相手を牽制し、目の前の相手にも交換先にも負荷をかける動きをした。
技はこの2つだけで大体完結していて水技を打つ機会はないだろうと思い、相性補完に優れるマッドショットを採用。完全に対コイルを意識した技だった。
シェルダー強さを知っている人は氷の礫の存在も警戒するだろうが、そこも採用せず相手にだけ択を押し付けられた。
ちなみに進化の奇石を持たせることで、グラスフィールド下のサルノリの猫騙し+グラススライダーを確定で耐えます。
テラスタルもコイル、もとい相手の電気タイプを意識し、電気技を受けられるのと、他3つの技を更に補完し隙を見せない4段構えにするつもりで電気タイプを採用。
実際にテラスを切ったのは1回だけ、その時の相手はコイル。
見事、理想的な動きを見せてコイルを倒すことはできたが、その後のディグダに3タテされたのは良い思い出。
選出率は2位。
特性:単純
道具:物真似ハーブ
テラス:草
今回の主軸にして最強のエース。堂々たる活躍を見せた。
私はこれまで「Lv1ルールでは積み技が強いよ~」と散々ブログで流布してきたが、それを逆手にとって相手に積み技を使わせ、それを丸々コピーするという極悪非道ポケモン。
どういうことかというと、相手が龍の舞や瞑想などを積むであろう場面を予測して繰り出し、物真似ハーブを発動する。
すると、相手が使った積み技をコピーするどころか、特性単純によって相手より2倍のランク上昇を狙うことができる。
例えば相手が龍の舞でASを1段階ずつ上昇させれば、このポケモンは道具と特性によってASを2段階ずつ上昇させることができる。
よって、相手の動きに柔軟に対応できるよう、メインウェポンは特殊の火炎放射と物理の地震という両刀構成を採用。
また、特性単純によってニトロチャージや草分けでSを2段階上昇させることができるので、スカーフ対面でも問題なく上を取ることができた。
剣の舞や悪巧みを使われる機会がなかったのは残念だが、相手の腹太鼓に合わせてこちらもA6段階上昇したあと、地震で無双する姿はまさに頼もしいの一言。
相手によって左右されるという不確実性はあるものの、このルールで積み技を使わないポケモンなどほぼ存在せず、主要な積み技を覚えそうなポケモン全てに繰り出し、理想的な動きを見せた。
ただし蓄えるを覚えていないので防御方面が上がらないのは注意。ニトロチャージを蓄えるにしても良かったが、そうなると今度は回復ソースがなく断念。意外と打たれ弱く、アサナンにしばかれることもあったが……
私が公開した練習用レンタルパでは蓄えるボディプレス型を開示していたが、新アイテム物真似ハーブを有効活用したくてアタッカーにした。正解だった。
選出率は1位。
●ドガース(NN:どうま) 12-6-7-6-6-6
特性:化学変化ガス
道具:食べ残し
テラス:エスパー
技:黒い霧、ヘドロ爆弾、鬼火、大文字
アサナン絶対倒すマン。
参加予定だったが惜しくも参加できなかったフォロワーかなでさんの亡き意志(死んでない)を継ぎ、そのかなでさんから大会直前に託されたポケモン。
その遺言通り(死んでない)、アサナンが見えた試合には全て選出した。
アサナンは特性さえなければただのもやしっ子なので、鬼火で弱体化させて機能停止し、エスパーと格闘の一貫を切るためにテラスもエスパーにするという徹底ぶり。ただしエスパーテラスを切らずとも思念の頭突きを2耐えするほどの硬さだったので、テラスを切る機会はなかった。
また、天候始動ポケモン(主にロコン)に繰り出したり、特性に全てを頼っているポケモンには積極的に出した。
積みポケモンに刺さる黒い霧もハマってくれて、多くの相手を機能停止にしてくれた。
選出率は4位、今度使う時は置き土産による起点作成型なんかも良いかもしれない。
余談だが上記ドンメルもかなでさんからいただいたポケモンです。きちんと活躍させられました、どうぞ安心してお眠r(死んでない)
●コレクレー徒歩フォルム(NN:サラリーマン) 12-5-5-6-6-6
特性:逃げ足
道具:気合の襷
テラス:ノーマル
技:シャドーボール、パワージェム、リフレクター、光の壁
今回のおもちゃ枠。最初に言っておくと選出率は6位、最下位。
なぜこのポケモンを入れたかというと、そこは主催ならではのエンターテインメント性というか、せっかくLv1ルールなんだから普段ランクマで見ないような希少なポケモン、希少な戦術をご覧に入れたいということで採用。
実はこのポケモン、他の子にはできない唯一の個性がある。
それは、Lv1進化前限定という条件付きだが、相手の瓦割りを無効化してリフレクターと光の壁を両方張れる唯一のポケモンなのである。
つまり相手に壁を破壊されることなく安心して壁を張り、後続をサポートすることができる。
この子のあとに出すアブリーが強く、アブリーに瓦割りをされてもタイプ相性により1/4ダメージしか入らず、そこで蝶の舞を詰めれば勝ったも同然。
気合の襷による行動保証で、どちらかの壁は必ず張ることができるし、弱点のゴーストタイプもいざというときはテラスで打ち消せる。
猫騙しが効かないのもポイントが高い。
ここまで書いてて「え、めっちゃ強そう!」と思ったそこのあなた、詐欺に騙されやすい性格ですね、気をつけてください。
残念ながら、唯一の個性ではあるものの弱いっちゃあ弱い。壁は他のポケモンでも張れるし、結局裏のポケモンに瓦割りされる。大体サイコファングは受けられないわけで、本当に残念。
そもそもS6なので同速勝負になりやすいし、特性は死んでるし、シャドボも大した火力はでない。
壁貼りというのがバレて相手にターンを稼がれても、この子は自主退場技がない。
馬車馬のごとくHPがゼロになるまで働かされる、その姿はまるでサラリーマン。
■基本選出
初手シェルダーで相手のポケモンのHPを6~7割程度削り、裏のドンメルでニトチャか草分けを積む。
また、相手の初手が積みポケモン(ヘイガニやHハリーセン等)だった場合は初手ドンメル即引きで対応。
シェルダーに水タイプの技を打つポケモンはいないので、ドンメルの通りが良い。
ドンメルで荒らしたあとはアブリーで舞って詰め。
本大会の所感まとめ
今回の大会は、エントリー数が11名となりました。
剣盾の頃から3年ほど続いている大会ではありますが、私を除いた参加者が10名ということなので、実は過去最低のエントリー数となりました。
これもひとえに、私の広報や人徳の不足によるものだと痛感しています。
参加者の方々におかれましては、再戦やたいみつ(対戦相手が見つからないこと)を頻発させてしまい、ご不便をお掛けしたことと存じます。
その点については、この場で謝罪の意を表します。
もちろん、数が少ないからといって参加してくださった方々の思いをないがしろにするわけではございません。
楽しんでいただけてる様子もタイムライン上から見れて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
しかし剣盾の頃とはやはり違うのだなということを改めて感じ取りました。
例えば剣盾では、色違いポケモンを国際孵化で狙ったり、高個体値ポケモンを厳選するといった理由で、かつての剣盾は孵化での厳選方法が主軸でした。
その副産物でLv1ポケモンも比較的揃えやすかったことが、Lv1ルールに誘致しやすかった要因の一つです。
ですが本作SVでは、色違いを狙う新たな方法として、ピクニックを使った○○パワーでの野生厳選が主軸になりました。それだけでなく、証持ちのポケモンを入手するため、孵化厳選よりも野生ポケモンを厳選する機会が増えたのです。
しかも、剣盾までLv100でないと使えなかったものが、SVからは金や銀の王冠がLv50から使えるようになり、ランクバトルに出られるレベルまで育てたらあとは王冠を使うだけで、手軽に理想個体値を生み出せるようになったのです。
そしてピクニックによる孵化作業も、剣盾の頃より手間が若干増えたことで、作業自体が敬遠されています。
ですので剣盾と比較してSVでは、孵化厳選よりも野生厳選の機会が多く、Lv1ポケモンとの出会いが格段に減りました。
また、対戦システムもLv1ルールには向かい風でした。
剣盾のダイマックスシステムでは、強化要素として「ダイマックス飴」というものがあります。
こちらはダイマックス時のHPを増加させるアイテムで、1匹につき10個まで使えますが、これを手に入れるのはそんなに難しいことではなく、仮に使わなかったとしてもLv1環境に大きな影響は与えませんでした。
一方SVのテラスタルシステムでは、タイプ変更要素として「テラピース」というものがあります。
こちらはテラスタルタイプを変更させるアイテムで、1回の変更に50個必要になります。
せめて一度でも50個手に入れたら自由にタイプ変更できるという仕組みなら良かったのですが、1タイプ変更するごとに50個ずつ要求されるのが過酷で、しかも簡単に手に入るというものでもなく、これを50個手に入れるのはかなりの労力を要します。
それを6匹全てに用意し、更に構築途中でテラスタルタイプを変更したくなったら、また50個必要なのです。
そういった対戦システムに求められる手間が剣盾と比べてかなり多くなってしまった結果、当大会のみならず仲間大会人口やランクバトル人口そのものが減っているという現状です。
実際、前回の第1回リトルスターカップでは、テラスタルタイプの変更を禁止としていました。その制約の中でも、24名の方にお集まりいただけました。
今回はテラスタルタイプの変更を可能としたことで、急に育成のハードルが上がってしまい敬遠されてしまった結果、前回参加者の半分にも満たないということになったのではと推察いたします。
さらに拍車を掛けるのは、本大会で育てたポケモンが、ランクバトルや他の仲間大会で流用できないという点です。
通常のLv50戦の大会であれば、大会用に育てたポケモンであっても、ランクバトルや他の仲間大会でも使うことができます。
しかしLv1ルールで育てたポケモンは同じルールでしか使うことができず、そしてそのようなマイナールールの大会がそう何度もあるわけではなく……
次にいつ開催されるか、大した景品もない私ごときの大会では、足踏みしてしまうというのも当然です。参加者は何も悪くありません。
あとは当日11/11(土)に有名人の仲間大会がいくつか行われたことも関係しているでしょうか……こればっかりは運も絡んでくるので仕方ありません。
そういったことが原因で、Lv1ルール参加へのハードルが高いことは、重々承知しています。
ですがこのルールを風化せず今後も伝え、開催していきたいと考えています。
参加を促せるような素晴らしい景品や、ハードルが低くなるようなルールを設定するのは大変難しいことではございますが、私はLv1ルールという遊び方がきっと楽しいものになると確信し、この3年間、大会の主催をやっております。
一人でも多くの方がLv1ルールに興味を持っていただけるよう、次回以降も定期的に開催させていただくつもりです。
何卒、見守っていただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
それと。
上位入賞3名全員がアサナン入りということで、明らかにアサナンのパワーバランスがおかしいという話は前から気にはなっていました。
次回は何らかのテコ入れが入るかもしれませんね……?
終わり。