キサマラには過ぎたオモチャだ……
初投稿…ども…
俺みたいな初代からポケモンばっかやってる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
この記事を見てる人は、まさか「重力 催眠」という憎しみたっぷりの穢れまくった呪言で検索してここに来たわけじゃないよね。
多分ほとんどの人はX(旧Twitter)の有象無象の一人に過ぎないアカウントから飛んできたと思います。
ならば分かると思いますが、決して誇れるほどの大したレートでもありません。
ですが幸運にもこの記事を見つけたあなたはラッキー(重言)
どんなにポケモンが下手くそなあなたでも!
宇宙の果てまでふっ飛ばされてそのうち考えるのをやめたあなたでも!
このPTを使えば不利対面をちゃぶ台のようにひっくり返せるぞ!
戦績と構築
1日目 9勝6敗
— ナナホシ❄💫🦜Lv1仲間大会主催 (@nanahoshiSKY) 2023年10月8日
2日目 10勝5敗
3日目 7勝4敗(残4戦)
最終戦績
26勝15敗(勝率6割)
最多選出
イエッサン♂ メガヤンマ(同列最多)
MVP
赫月ガチグマ(格闘テラス)
断っておきますが私はポケモン歴が無駄に長いおっさんであって、ポケモンバトルが強いわけではありません。
強い定義、弱い定義、そんなの人の勝手──
この数字(レート1667)をどう捉えるかは、そう、あなた次第!
実は歴こそ長いものの、公式大会に開催期間中ずっと潜って対戦し続けた大会は今回が初めてなんです。
言ってしまえばもはや「公式大会初参加」と言っても過言ではないとかどうとか。
そんな私が勝率6割も出せてレート1650↑に乗れたって凄くない!?
知らんけど。
構築意図
ポケモンバトルは好きですが、考えるのは苦手です。
でも考えないと、いつまで経っても上手くならないしね。
別にポケモンバトルが上手かったからと言ってスーパーマサラ人になれるわけでも、リーリエたそが応援してくれるわけでもないんですけどね。
かと言ってこちらは妻子持ち・管理職のおっさん。
夢(催眠だけに)のマイホームもマイカーも、ペットのにゃんこまで手に入れ、悠々自適(苦笑)の生活を手に入れた堅実なおっさんなわけですよ。
そう、いちいちポケモンバトルの考察なんかしてられる時間的余裕はねぇってんだい!(言い訳)
だから考えました。
「考えなくても勝てるポケモンバトル」をめちゃくちゃ考えました。
考えなくても勝てるポケモンバトルとは
ポケモンバトルで大事な要素は主に3つあると思っています。
※PTの動かし方だけみたい人は一番下まですっ飛ばせやこのヤロウ!
- 仮想敵への調整
- 構築全体の動き
- 読み合い
仮想敵への調整というのは例えば
「テラスを切った炎オーガポンの+1ツタこんぼう確定耐え」
「S無振りガチグマ抜き抜き」
と言ったように
「このポケモンにはこうやって対処しよう」
という調整を施すことですね。
構築全体の動きというのは例えば
「初手はニョロトノとイダイトウで雨展開だ」
「相手が早そうならトリル、遅そうなら追い風だ」
と言ったように
「PT全体の動かし方や流れ」
を予め決めておくということですね。
読み合いというのは言わずもがな
「ここは『守る』か? いや『守る』読みで行動か?」
「相手にとっては不利対面だから交換してくるはずだ」
と言ったように
「この場面ではこう動くだろう」
と先を見越して、次の行動に──
そんなのやってられっかぁ!!!
もうすぐ四捨五入すれば40歳にもなろうおっさんの脳みそは、いつまでも若くはないし、ゲームに割けるリソースも残ってないんじゃあ!!!
要するに「相手より先に動く」ことができれば、ポケモンバトルは勝てるようになってるんですよ、多分。
でもポケモンバトルには素早さを操作する方法がいくつもあり、どんな場面を想定していてもほんの1ターンで戦況が覆るなんてことはよくあります。
何ならいっそ、相手の行動そのものを縛ってしまえば……
そして行き着くダークサイド(重力催眠)
ポケモンバトル、特にダブルバトルでは素早さがとても大切になってくるわけですが、前述の通り素早さを操作する方法はいくらでもあり、場を制圧するのは容易ではありません。
そこで私は「相手の行動を制限する方法」を考えました。
いくつかその例を挙げます。
- 挑発(変化技の使用不可)
- アンコール(技の固定)
- 金縛り(技の使用不可)
- いちゃもん(同じ技の連続使用不可)
- 封印(自分と同じ技の使用不可)
- 混乱(1/3の確率で自傷)
- 麻痺(1/4の確率で行動不能)
- 凍り(行動不能 ※20%で解除)
- 眠り(2-4ターンの行動不能)
この中で上5つの「繰り出す技を制限する方法」は、全てのポケモン、全ての技を制限してくれるわけではありません。
トリル発動要因など「明らかなギミック始動ポケモン」には有効な場面もありますが、それらが通じない相手には弱いです。
では下4つの状態異常はどうでしょうか。
相手を混乱させる技はいくつもありますが、命中率に難があったり、相手の攻撃が上がったり(威張る)しますし、何より2/3の確率で動けるのですからそこまで脅威でもなさそう。自傷は強いけどね。
相手を麻痺にさせる技もいくつかあり、特にダブルバトルではS操作ができる点が優秀です。シングルでも、シーズン10ではディンルーが減ったことにより電磁波を放つハバタクカミが増えたとも聞きます。それほど優秀ですが、電磁波はじめんタイプとでんきタイプに効きませんから、全てのポケモンの行動を封じれるわけではありません。
相手を凍りにさせるのはどうでしょうか。実はポケモンには「相手を凍り状態にする」だけの効果を持つ変化技はなく、「吹雪」「冷凍ビーム」「凍てつく視線」等の攻撃技の追加効果でしか発生させることができません。しかもその確率は10%と極めて低く、凍らせれば無類の強さですが凍らせるまでにこっちが倒れてしまいそうで意味がありません。
そこで着目したのが無限列車編でおなじみ「おねむりぃ~~」こと眠り状態です。
相手を眠らせると「眠らせた次のターンは必ず行動不能になる」ことができ、しかもこれを防げるポケモンは「やる気」等の特性を持った一部のポケモンのみ。これは行ける……!?
しかしながら「催眠術」は命中率60%とめちゃくちゃ低いためアテにできず、「眠り粉」は命中率75%とやや高めながらもキタカミプロローグで眠り粉を使えるポケモンがどれも弱いため、さてどうしたもんかと唸っていたものでした。
命中率の低ささえ補えばなんとかなるのでは……??
命中率の低さを補う重力
ここで新ポケモンのカミッチュを連想したあなた、甘いでちゅね~よわよわでちゅね~(唐突の煽り)
相手の回避率を下げる効果が優秀な特性「かんろなミツ」のことは、私も考えました。
ええ、ですがこの特性、欠陥があるんです。知ってました?
そう、弱体化されたザシアンの特性と同じ「最初に場に出した1度きり」しか発動させることができないんです。
な、なんだってー!?
この事実に気づいたときは絶望しました……。
なぜか進化先がないのに進化の奇石(輝石じゃないよ)が適応され、花粉団子やリフレクターなんかも使えてダブルバトルで活躍するかと思いきや……。
同じ時期に登場したオーガポンの新特性「面影宿し」は「場に繰り出すたび何度でも発動できる」のに、なんなんだこの差はッ!
産まれた時点で決定的な差を見せつけられている……!!
そんなのってあるかよぉ……!!
ですが安心してください、履いてますよ(上の画像は履いてません)。
ダブルバトルで相手2匹に有効な、命中率の低さを補える画期的な技があったんですよ!
その名も──重力(GRAVITY)!!
重力催眠パ、その真髄
さて、前置きを話すだけで実に3,200文字も使ってしまった当記事ですが、ここまで読み勧めた兵(つわもの)は果たして何人生き残ってるでしょうかね……
重力とはッ!!!
ひこうタイプや浮遊特性を持つポケモンに、じめんタイプの技が当たるようになるだけの技ではないッ!!!
なんと『命中率を1.67倍にする』という効果があるのです!!!
そう、催眠術の命中率は60%。
これに1.67倍を掛けると……
なんと脅威の100パーセントォ!!!!
これには水素水も驚きの効果が隠されていたんですねぇ!?
となればあとは命中率100%の状態で催眠術を連打するだけの、どんな初心者でも勝ち上がれるお手軽パーティの始まりだぁ!!!
イエッサン♂
60-65-55-105-95-95
臆病CS全振り
テラスタイプ:フェアリー
特性:サイコメイカー
道具:きあいのタスキ
キタカミプロローグの使用可能ポケモンの中で、一番早く重力を打てる子です。
しかもそれだけではなく、場に出た瞬間にサイコフィールドが発動するので、相手の猫騙しや、悪戯心持ちからの挑発を受けません。
キタカミプロローグにおいてS95を超えるポケモンはそうそうおらず、しかも実践ではなぜかガブリアスやオーガポンなどの上を取って行動できた場面が非常に多かったです。
恐らく皆さん、ガチグマ等への耐久調整で素早さを落としていたのでしょう。それが功を奏しました。
重力を打ったあとはサイコキネシスやシャドーボールで場を荒らし、退場してもらいます。
最多出場数を誇り、イエッサンの重力発動成功率は脅威の100%です。場に出たら必ず仕事をしてくれました。
しかも相手がサイコフィールドの効果を忘れて先制技を打ってきてくれた場面もあり、それだけで3勝ぐらいイージーウィンできました。
テラスタイプですが、この子にテラスを使うことはないので何でも良かったです。
マジカルシャインの打点が上がるようフェアリーテラスにしましたが、テラスを切ることは一度もありませんでした。
ちなみに、イエッサン♀は重力を覚えません。
メガヤンマ
86-76-86-116-56-95
控えめCS全振り
テラスタイプ:岩
特性:加速
道具:おんみつマント
技:虫のさざめき、エアスラッシュ、催眠術、見切り
キタカミプロローグの使用可能ポケモンの中で、一番早く催眠術を打てる……わけではありませんでした。上にはゲンガーとキュウコンがいます。
しかし彼らとて、加速によって素早さが上昇すれば、メガヤンマを抜くことはできません。
初手にイエッサンと並ばせて選出します。
イエッサンと同じ素早さ種族値ではありますが、イエッサンの重力を使ったあとに催眠術を打つ必要があるため、性格は控えめにしました。
過去作をやったことがある人にとって、メガヤンマと言えば加速、加速と言えば初手『守る』がセオリー……という考えなのか、初手にメガヤンマを狙って攻撃してくる人は41戦中1人しかいませんでした(ただしガチグマのハイパーボイスやガブリアス岩雪崩等、全体技を仕掛けてこられる場面は少なくありません)。
というわけでほとんどの場合、相手はイエッサンを狙って来るか、イエッサンより素早さの遅いポケモンというパターンだったので、重力催眠がアホほど決まって晴れ晴れユカイ状態でした(?)。
初手に催眠術をすることで、相手に「こいつ『守る』持ってないんじゃね?」や「催眠打ってくるやべぇやつだから早めに処理したい」という心理が働くのか、2ターン目はメガヤンマへの集中砲火。そこへ突き刺さる『見切り』。これが決まった時はSwitchを持ちながら不敵な笑みを浮かべるキモいおっさんが爆誕していました。
テラスタイプが岩の理由ですが、たまたまテラスピースが余っていた事前の試運転で相手ガチグマのハイパーボイスでやられる場面が多かったことや、炎ポンのツタこんぼうを耐えるために岩としました。テラスを切る場面は少なかったですが、切った試合は理想の動きができたので、岩テラスにして正解だったと思っています。
テラスを切らない場合、ヤバソチャのシャカシャカ砲のダメージを1/4に抑えることができる点も優秀です。
道具に隠密マントを持たせている理由ですが……
サイコフィールドには先制技を無効化する効果もあるのですが、浮いているポケモンは恩恵を受けません。それを知っている相手から、初手猫騙しをもらってしまうとメガヤンマの活躍が望めなくなります。
それを防ぐための保険として持たせており、実際相手が猫騙しを打ってきた場面が1回だけありました。
ダーテングの猫騙しに合わせて、4倍弱点の虫のさざめきを打てれば、勝ったも同然です。
更に重力後はメガヤンマもサイコフィールドの恩恵を受けることができ、そういったシナジーも得られて勝ちにつながった場面もありました。
そして今回は使いませんでしたが、この子『追い風』も覚えるので、追い風運用すれば更に面白い展開が作れたかもしれません。
イッカネズミ
74-75-70-65-75-111
陽気AS全振り
テラスタイプ:ノーマル
特性:テクニシャン
道具:命の珠
技:ネズミ斬、蹴手繰り、戯れ憑く、噛みつく
オーガポン絶対○すマン。
新ポケモンのオーガポンの使用率が凄まじく、脅威になることは予め分かっていました。
そんなオーガポンの素早さより1高いこのポケモンは、岩ポン以外を確実に抹殺してくれる頼もしいヤツ。
重力下においては道具補正がなくとも命中率100%、確定10連撃のネズミ斬で全てのポケモンを無に帰します。
実は重力催眠がコンセプトと見せかけて、イッカネズミこそが真のエースだったりします。
テラスタイプがノーマルなのも、持ち物が命の珠なのも、全て「ネズミ斬」の威力を上げるため。
しかも他の技も優秀で、結構打つ場面が多かったです。
蹴手繰りはドドゲザンやガチグマに、戯れ憑くはガブリアスやコノヨザルに、噛みつくはイダイトウやヤバソチャに打っていました。
ただ『守る』が欲しい場面もあったので、どれか削っても良かったかなと反省。
(フルアタ構成にしてたのは、試運転中に元々『こだわりハチマキ』で使おうと思ってたから)
なお実際は最速オーガポンを使うトレーナーなど皆無でした。
ただしオーガポンはこのネズミを前にすると、必ず初手にニードルガードをしてくれるので、とてもわかり易く隣のポケモン撃破にも貢献してくれました。
ミロカロス
95-60-79-100-125-81
控えめHC全振り
テラスタイプ:草
特性:勝ち気
道具:食べ残し
技:ハイドロポンプ、吹雪、催眠術、自己再生
催眠術を搭載したもう一匹の戦士。
上記3匹の欠点は(ネズミ斬を除いて)『火力に乏しい』ことでした。
命中不安ながら高威力の技を採用することによって、重力下で安定した高火力を相手に押し付けます。
特性でさらに威力を上げられるのもGood...かと思いきや、41戦して『勝ち気』が発動したのはたった2戦でした。
こんなに読まれるのなら不思議な鱗でも良かったかもしれん。
最初に催眠術を連打してくるメガヤンマを、やっとの思いで倒せたと思ったのも束の間……二匹目のコイツがまた催眠術を連打してくるわけですから、相手の戦意喪失は必至(死)。実際、ミロカロスが催眠術を決めた次のターン、降参が3回、切断が2回ありました\(^o^)/オワタ
草テラスにしたのは、相手の雨パを受けるためと、ヤバソチャ対策です。
PT見てもらえれば分かりますが、重力を使うことによって相手のシャカシャカ砲が必中になるわけで、加えてこちらは釈迦釈迦砲の通りが非常に良いので、それらを受けられるのも優秀でした。
草テラスを切ると相手の怒りの粉の影響も受けなくなりますからね。
そうそう、特性『風乗り』のダーテングに吹雪は無効ですから気をつけてくださいね(1敗)。
相手の『守る』に合わせて自己再生するの気持ち良すぎだろ。
ガチグマ(赫月)
113-70-120-135-65-52
控えめH228-x-B4-C252-D4-S20
テラスタイプ:格闘
特性:心眼
道具:突撃チョッキ
技:ブラッドムーン、大地の力、気合玉、真空波
キタカミの里に降り立った厄災。
ストーリーで初登場した際、事前情報が全くなかったコイツの存在と、過去作を彷彿させるアツいBGMの展開で、全おっさんを魅了させたこと間違いなし。
重力催眠を軸としていたが、大会中最も活躍したのはこのポケモン。
他のトレーナーが使うガチグマとの差別化点はなんといっても『格闘テラス』と『気合玉』。
こいつは相手のガチグマを絶対倒すマンです。
努力値にS20を振ったのは、S4ガチグマと、S4ガチグマ抜き調整をしている低速ポケモンを上からしばくためです。
控えめC特化ガチグマの気合玉は、H252振りガチグマを93.75%の乱数で1発です(というかここまでしても確1で倒せないガチグマの耐久力が恐ろしい)。
こいつの上から動けたガチグマは、追い風でSが上がった場合以外は全くいません。全てのガチグマを上からしばきあげました。
気合玉を採用した理由は、ガチグマ滅☆殺という思いもありましたが『もっと重力の恩恵を活かしたい』と思ったからです。
気合玉は命中率70%なので、普通に打てば外すことも多々あります。しかし重力によって命中率100%になれば、信頼度バツグン。必中気合玉はガチグマ以外にも、ドドゲザンや鋼/ノーマルテラスジャラランガなども葬り去ってきました。
格闘テラスを切ればHD252振りガチグマも確1で持っていくので、とても頼もしい活躍を見せてくれました。
また、真空波にテラスの火力アップが乗るのも優秀で、テラスを切らなかったら耐えられていた真空波も、テラスを切って打った真空波によって勝てた対戦もあったので、貢献度はめちゃくちゃ高いです。
なおこの環境で大地の力を打つことは1度もありませんでしたので、ここを『守る』に変えればもっと勝率が上がったかと思います。反省点です。
サマヨール
40-70-130-60-130-25
穏やかH252 D76 残りB等
テラスタイプ:ドラゴン
特性:お見通し
道具:進化の奇石
ポケモン上手くないやつが扱える代物ではなかったと思い知らせれる、中級者向けポケモン。
努力値はC特化ブラッドムーンを確定3発耐えする調整……だったが、果たしてそんな調整をする意味があったのかは最後まで疑問だった。
重力を使うことが何より重要だったので、重力をイエッサン♂1匹に任せるのは心もとなかった……というわけで、2匹目の重力始動要因というわけです。
加えてトリルも覚えますので、相手にガチグマがいないPTには積極的に出し、トリル展開してイージーウィンを狙うこともできました。
前述の通り相手のガチグマはうちのガチグマで見てたので、そこまで脅威ではありませんでした。
しかし天候パや追い風パなどで、こちらのメガヤンマの加速が追いつく前に上を取られるのを嫌ったので、そういった相手にトリックルームが刺さりました。
トリル→重力からのミロカロスによる催眠術で、相手はもうポケモンスリープ状態。私と対戦した相手は、グッドスリープデーに見舞われたことでしょう。
しかし攻撃技をナイトヘッドのみにしたのが反省点。
イッカネズミ、ガチグマ、ノーマルテラス爆音波ジャラランガなど、思っていた以上にノーマルタイプのポケモンが多く、ナイトヘッドを打ちにくい場面が多々ありました。
かといって他の攻撃技も大したものがないし……他の変化技にすると挑発にめちゃくちゃ弱いし……といった感じで、うまく扱うことができませんでした。
というかそこまでトリルを使う必要がなかった(どうせ眠らせる)ので、他に重力を使えるピッピなどのサポートポケモンを置けばよかったかもしれない。
ドラゴンテラスなんて迷走の極みですよね。オーガポン対策ですが一度もテラス切りませんでした。
余談ですがピッピは重力+歌うを使える鬼畜ポケモンです。
選出パターンと動かし方
ようやくお待ちかねの動かし方です。
基本選出
【先発】イエッサン♂ + メガヤンマ
【後発】イッカネズミ + ミロカロス
最も選出数が多く、かつ安定して勝ち星を取れたパターンです。
読み合いとか相手の選出とか考えても仕方ないので、迷ったら大体これ。
初手はイエッサン♂が重力、メガヤンマが『行動されると嫌な方』に催眠術。
個別紹介でも書きましたが、この動きが想定以上に決まりまくるので、ぜひ試してください。
ただしこのルールでしか活かせない選出なので、ランクバトルでは保証できません。
眠らせたあとはイエッサンが攻撃に転じ、メガヤンマは相手の2匹目を眠らせるか、眠らせた相手にさざめきorエアスラでダメージを稼いでいきます。
眠らせたあとは『守る』もできないわけですから、がら空き状態。思う存分タコ殴りにしてやってください。
とはいえ2匹とも打たれ強いポケモンではないので、すぐ倒されてしまいますが、それでいいんです。
重力とサイコフィールドが活きているうちに裏のイッカネズミを出すことができれば、大抵のポケモンはネズミ斬で蹂躙できます。
あとはミロカロスでお茶を濁しましょう(ヤバソチャだけに)。
この選出で相手のポケモンを2匹以上眠らせれば勝てます。
この選出で勝てないパターンを下記に列挙いたします。
相手にガチグマかドドゲザンがいる場合
【先発】イエッサン♂ + メガヤンマ
【後発】ミロカロス + ガチグマ
先発は変わりませんが、このPTは相手のドドゲザンに弱いので、早めに対処する必要があります。
相手の初手にドドゲザンがいる場合、ドドゲザンに催眠術を打って行動を封じます。
その後、寝ている間にガチグマに交代して格闘テラスを切り、ドドゲザンをワンパンします。
ドドゲザンは飛行テラスかつ突撃チョッキ持ちが多かったので、こちらのガチグマをそこまで警戒しておらず、更に寝ているポケモンにテラスを切る人はいなかったので、すんなり通せました。
相手の初手にガチグマがいる場合、メガヤンマは岩テラスを切ります。
初手ガチグマの場合は大抵隣にトリックルームを使うポケモンか、この指または怒りの粉を使ってガチグマを守る動きを見せてきます。
よって重力→岩テラス切りからのガチグマへ催眠術を打ちますが、どうせ隣のポケモンがこの指か怒りの粉で吸ってくるので、まずは隣のポケモンを封じます(この時、ガチグマに催眠術が当たれば大体勝ちです)。
相手が「この指」等を使ってきても、タスキ持ちイエッサンと岩テラスメガヤンマは、相手ガチグマのハイパーボイスを耐えることができます。
そして「この指」を使ってきた相手を眠らせることができれば、次のターンそのポケモンは確定眠りです。
あとはガチグマにも催眠術を打ちつつ、エアスラとサイコキネシスでガチグマを倒しましょう。
サイコフィールド+重力下では、こちらの真空波も打てませんので気をつけてください。
相手にヤバソチャがいる場合
【先発】イエッサン♂ + メガヤンマ
【後発】ミロカロスorガチグマ +イッカネズミ
このPTはヤバソチャにも弱い欠陥PTですが、どうせ全員眠らせて勝つので同じことです。
しかしながら対策できるならしておいたほうが良い、というわけで……
相手にヤバソチャがいる場合、大抵はミロカロスとガチグマのどちらかにテラスを切り、釈迦釈迦砲を受けます。
ミロカロスとガチグマ、どちらも選出してしまうと釈迦釈迦砲でバツグンを取られてしまうので、両方出すのは控えてください。
ちなみに、相手にヤバソチャがいる場合のヤバソチャ選出率は100%です。注意しましょう。
相手が初手にヤバソチャを出してきた場合はこっちのもんです。
ヤバソチャからこちらに有効打点はありませんので、まずヤバソチャの隣を眠らせます。
その後、ヤバソチャが場に居続けるなら、エアスラッシュとシャドーボールで倒せます。
相手がヤバソチャにテラスを切ってきた場合はヤバソチャも眠らせます。
裏からヤバソチャが出てきた場合、先発2匹のどちらかが生きていればヤバソチャに攻撃します。
が、裏からヤバソチャが出てくる頃には、大抵どちらかお亡くなりになってます。そういう場合はヤバソチャを眠らせるか、ミロカロスの吹雪orガチグマのブラッドムーンで全力で倒しに行ってください。もちろんテラスは切ります。
吹雪やハイドロポンプが通りやすい相手ならミロカロスを、ブラッドムーンや気合玉が通りやすい相手ならガチグマを選出してください。
残ったイッカネズミでヤバソチャの隣のポケモンを倒すか、ヤバソチャに噛み付きます。
相手の追い風やSアップ特性が見えた場合
【後発】イエッサン♂ + メガヤンマorイッカネズミ
例えばニョロトノ+イダイトウや、イルミーゼ、オンバーン、アブリボンなどが見えた場合にこの選出をします。
トリルを展開しつつガチグマかミロカロスのうち技の通りが良い方を選択し、速攻で畳み掛けます。
とはいえ、1ターン攻撃を受けてでも相手の動きを封じなければいけない場合は、トリルをせずに重力を使い、次のターンでミロカロスが催眠術を打ちます。
そうでない場合は、トリル展開さえすれば次ターンからこちらが先制で動けますので、重力→催眠術で基本選出と同じ動きができます。
トリル展開時はサマヨールの体力が削れていると思いますので、痛み分けして回復しましょう。
裏のメガヤンマorイッカネズミは、通りの良い方を選びます。
基本的には相手に『ゴースト、岩、鋼』タイプが2匹以下なら、イッカネズミを出すことが多いです。
それ以外ならメガヤンマで、こちらのトリルが切れるまで見切り等で粘ります。
あとは素早さを逆転しつつ後追いでサイコフィールドも展開し、こちらが有利な場面を作って制圧します。
相手にマシマシラかオオタチが見えた場合
勝率0%。何をやっても勝てません。このPT最大の欠陥です。
というのも、このPTは相手のトリック対策を一切していませんので、マシマシラにスカーフを押し付けられたり、オオタチに後攻の尻尾を押し付けられればすぐに崩壊します。
とは言え催眠術で眠らせれば勝機が見えるかもしれません。私の女神は微笑みませんでしたが、あなたの女神は微笑んでくれるでしょうか(暗黒微笑)。
まぁこんなPT使ってる人に勝利の女神なんか降りてきませんけどね。
勝っても負けても修羅の道です(友達失くすぞ的な意味で)。
おわりに
このPTはあくまで『ポケモンバトル初心者でも、公式大会で勝率6割を叩き出せる』という目標のもと、相手の行動を封じることにのみ徹したPTです。
こちらの狙いがバレれば半壊することも珍しくありませんので、過信は禁物。
最後に、負けた試合の運びを簡単に載せつつ、締めくくりといたします。
ここまでご覧になっていただき、ありがとうございました。
【負けパターン】
コノヨザル、イッカネズミ、炎オーガポン、ブリムオン
→最初の2匹は倒せたが、耐久調整した低速オーガポンとブリムオンのトリル展開で負け
ガチグマ、マシマシラ、イッカネズミ(残り1匹不明)
→マシマシラにスカーフトリックされて押しきれず負け(この指で動きを封じられたのも痛かった)
→ダーテングの風乗りが吹雪まで無効にしてくることを知らず負け
マシマシラ、ドドゲザン、ルンパッパ(残り1匹不明)
→スカーフマシマシラに負け。トリックこそされなかったものの、こちらのサイコフィールド下における相手のサイコキネシスの制圧力が凄まじかった。
→こちらはトリル展開したが、相手の『守る』の使い方がうまく、いなされて負け
→サーナイトがトリルしてくることを読めず、めちゃくちゃにされて負け
ドドゲザン、ヤバソチャ、ガチグマ、コノヨザル
→ヤバソチャがトリルしてくることを読めず、以下同文
キュウコン、炎オーガポン(残り2匹不明)
→スカーフキュウコンの熱風でボロ負け。酷い。
→トリックでオオタチから後攻の尻尾をメガヤンマに押し付けられたあと、ジャラランガの爆音波で制圧されて負け
イエッサン♀、ガチグマ、炎オーガポン、ヤバソチャ
→ことごとく最速起きされたことと、ゴツメイエッサンにイッカネズミを倒されて負け
マンムー、ドドゲザン、ヤバソチャ、水オーガポン
→こちらが優勢だったがラス1水ポンとサマヨールの対面で負け。サマヨールではなくイッカネズミなら勝てた対戦だった。
イッカネズミ、コノヨザル(残り2匹不明)
→普通の袋叩き+憤怒の拳戦法が対策できずに負け
→こちらが優勢だったら重力が切れたあとの吹雪が当たらず負け
→こちらが優勢だったが重力が切れたあとの催眠術が当たらず負け
良い眠りを!