【永久保存版】これを読めばLv1ルールの全てが分かる!【ポケモンSV】

みなさま、ごきげんよう。
ポケモンSVでLv1同士のポケモンを戦わせる試み、通称#Lv1ルールの普及を目論んでいるナナホシです。
レベル1対戦、楽しんでおられるでしょうか。
Lv1ルールの仲間大会を5年ほど開催してきた私ですが、
「実際、Lv50とLv1ってどれぐらい違うものなの?」
という質問をよく受けます。
同じポケモンというゲームでも、Lv1ルールって、Lv50での戦い方とは全然違うんですよね。
そこで今回は、2025年6月時点(全てのDLCが出そろい次回作も発表された状態)でのポケモンSVにおけるLv1ルールの環境を徹底解説しようと思います。
これを読めばLv1ルールの全てが分かります!
長いうえ、いくつもの記事に枝分かれしていきますが、このページをブックマークしておけばLv1ルールの概要は間違いなく抑えられますので、一つずつゆっくり消化していってくださいね。
- おさらい:Lv1ルールの概要動画
- 考察①Lv1環境におけるテラスタル
- 考察②Lv1環境における努力値の意味
- 考察③Lv1環境における過去作産とは
- 考察④Lv1環境におけるポケモンGO産とは
- 考察⑤Lv1ルール使用可能ポケモン総論
- 考察⑥Lv50と比較した「ステータスが低い」ことの意味
- 考察⑦Lv1環境のPT構築について
- おわりに
おさらい:Lv1ルールの概要動画
以前に私が作成した、Lv1ルールの概要を初心者向けの方に解説する動画がございます。
まずはこちらで「Lv1ルールってなんぞや?」を知ってもらえれば幸いです!
これから考察する内容は、上記動画で語られなかった部分を掘り下げた内容になりますので、まずは動画を見ていただければ嬉しいです。
以下の考察は全て努力値有り・過去作産ありを前提に話を進めています。
考察①Lv1環境におけるテラスタル
「そういえばここまであまり触れてなかったなぁ」と振り返るにあたり、語らなければいけないのはテラスタルというシステムですね。
Lv50ルールとしてはもう語り尽くされていますので今更な感じはありますが……
ステータス実数値が低いLv1ルールでは、テラスタルによって与えるダメージや受けるダメージが、確2が確1になったり、確1が確2になったりするので、タイプやタイミングはLv50と同様に重要な要素となります。
テラスタルがあるかないかでどれほどダメージが違うのか、計算しながら見ていきましょう!
Lv1のステータスは基本的にHPが11~13、その他のステータスが6~8で推移しています。
HPなら12が及第点、13は強い、14以上はめちゃくちゃ強いです。
その他のステータスであれば、7は及第点、8は強い、9はめちゃくちゃ強いという、ざっくりとした指標は一応あります。
例えばのダメージ計算を出しておきますと……(最高乱数と最低乱数は無視)
<タイプ不一致で相性等倍の場合>
<タイプ不一致+テラスタルタイプ一致で相性等倍の場合>
- AC8がBD7に威力90→7ダメージ
- AC8がBD8に威力90→6ダメージ
- AC8がBD9に威力90→6ダメージ
<タイプ一致で相性等倍の場合>
- AC8がBD7に威力90→7ダメージ
- AC8がBD8に威力90→6ダメージ
- AC8がBD9に威力90→6ダメージ
<タイプ一致+テラスタルタイプ一致で相性等倍の場合>
- AC8がBD7に威力90→10ダメージ
- AC8がBD8に威力90→8ダメージ
- AC8がBD9に威力90→8ダメージ
上記ダメージを見るに、Lv1環境のダメージはステータスが1違えばにダメージも1変わるという単純な話ではないことが分かります。
ただ、テラスタルの有無だけを考えると、Lv50と同様に1.5倍のダメージ量が上乗せされるようですね。
もちろん、相性抜群なら与えるダメージが2倍になり、効果今一つなら半減されると考えれば、HPが11~13程度しかないLv1ルールにおいて、抜群を狙ったり、タイプ受けで見るのがどれだけ重要かが分かると思います。
<タイプ一致で相性抜群の場合>
- AC8がBD7に威力90→14ダメージ
- AC8がBD8に威力90→12ダメージ
- AC8がBD9に威力90→12ダメージ
→威力90以上ならHP12のポケモンを確1
<タイプ一致+テラスタルタイプ一致で相性半減の場合>
- AC8がBD7に威力90→5ダメージ
- AC8がBD8に威力90→4ダメージ
- AC8がBD9に威力90→4ダメージ
→威力90以上ならHP12のポケモンを確3
ご覧の通り、タイプ相性が抜群ならきっかり2倍に、今一つならきっかり半減します。基本のダメージ量が1桁だから、タイプ相性によるダメージの変動はとても分かりやすいですね。
つまりLv1ルールにおいては数値受けよりもタイプ受けのほうが立ち回りとして強いという特徴があります。
タイプ不一致でも良いので技範囲を広げておくのは有用性が高いと言えます!
考察②Lv1環境における努力値の意味
さて、現時点における「過去作産あり、伝説なし、GO産なし」のLv1ルール使用可能ポケモンリストを作成しましたので、こちらをご覧ください。
このポケモンリストから、ステータス実数値と努力値の関係について見ていきましょう!

これは努力値を振っていない状態で、Lv1時の素早さ種族値順に並べたものです。
ご覧の通り、Lv1ルールで最速の「S8」を努力値無振りで実現できるポケモンは、マルマインしかおりません。
つまり努力値を振っていない場合、ほとんどのポケモンの素早さラインは6か7ということになり、同速勝負が非常に発生しやすい環境となります。
ただし、この表の右側で、種族値の欄が灰色表記になっている部分は努力値を振ることでステータス実数値を1上昇することができる箇所となっております。
努力値を振ることができるLv1ルールだと、種族値が103以上の箇所はステータス実数値を8まで上げられることが分かっています。
従って、環境にいるポケモンのうち約5%は、努力値を振ればすばやさ8という実数値を得られます。
努力値を振らなければマルマインのみが全ポケモン最速だったのに対し、努力値を振ることができれば20匹程度のポケモンが「環境最速」を名乗れるわけです。
努力値を振ることで、ステータス実数値を8や9にできるポケモンは結構います。
この1の差で泣いてしまう場面が、Lv1ルールでは非常に多いです。
ですので、どこにどれだけ努力値を振ればステータス実数値を8や9にできるか、これを知らなければLv1ルールの環境についていくことはできません。
そんなお悩みを解消するため、私はLv1ポケモンに振る努力値を自動計算するツールを作成しました。
※「コピーを作成」してお使いください。
使い方は上記に詳細を記載しております。
要するに個体値のジャッジ判定から、Lv1ポケモンに必要な努力値の数を割り出すことができる、画期的(自画自賛)ツールです。
誰でも使えるようにGoogleスプレッドシートとしてオンラインアプリ化してますが、オンラインアプリゆえリアルタイムに同時編集ができてしまうので、自分が使っている最中に他の人が別のポケモンを入力し始めるという事故も起きてしまいます。
必ず「コピーを作成」して、自分だけのオフライン環境でお使いください。
※Lv1ポケモンへの努力値の振り方について、より詳しい解説はこちらをご覧ください。
考察③Lv1環境における過去作産とは
最近のポケモンはSwitch作品が主流です。もちろん代表ソフトはSVですね。
実はLv1ルールにおいては、SVとSV以前との作品で、育成できるLv1ポケモンの幅が大きく異なります。
レジェアルにしかない大きな特徴は「進化条件を満たせばレベルアップしなくても進化できる」ことです。
従って、これまで実現不可能と言われていたLv1状態でのなつき進化を初めてゲーム実機で実現させることに成功しています。
この方法を使えばニンフィアやピカチュウ、ルカリオなどをLv1の状態で育成することができます。
また、グライオンやメガヤンマなど特定の技を覚えさせるのが進化条件だったり、ポケモンGOからLv1のリングマを連れてきたあとピートブロックを使ってLv1ガチグマに進化させたりと、LEGENDSアルセウスの新たな仕様によってLv1育成の幅は格段に広がりました。
ただしポケモンGO産禁止のルールでしたら、この方法でしか育成できないLv1ガチグマも禁止になるでしょうね。
【剣盾以前の過去作】
また、例えば剣盾以前の作品には「おこう」というアイテムがあり、これを持たせるか持たせないかで、産まれてくる個体を選ぶことができるポケモンもいました。
代表例で言うとマリルですね。

マリルのタマゴを孵化させたい場合、通常であればマリルが産まれますが、「うしおのおこう」というアイテムを持たせるとルリリを産ませるという仕様がありました。
これによりLv1マリルの育成が可能となっています。
ただしSVでは「おこう」アイテムが廃止され、どれだけマリルでタマゴを産ませてもルリリしか孵化しませんので、この方法で育成できるLv1ポケモンは過去作限定となります。
【サンムーン・USUM】
さらに、USUM時代以前のポケモン(とBDSP)では、ハートのウロコというアイテムがありました。

このアイテムをあるNPCに交換すると、ポケモンが覚えていた技を思い出すことができるという効果がありました。
『ポケットモンスター サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、覚えていた技を思い出すという仕様に加え、そのポケモンが自力で習得するわざなら習得レベルに達していなくてもウロコを使って覚えることができるという仕様だったのです。
とは言え、ポケモンSVでもLv1の状態で高レベルの技を習得させる方法はあります。
※以下は外部のサイトとなります。
しかしながらこの『両親となる♂♀のポケモンそれぞれに同じ技を覚えさせて孵化』という仕様だと、♂しかいないポケモンや性別不明のポケモンは、レベル技の遺伝ができません。
過去作のサンムーン等でハートのウロコを使えば、♂しかいないポケモンや性別不明のLv1ポケモンに、高レベル技を覚えさせることができます。
この仕様はLv1環境を覆す重大な育成要素となります。
「性別不明や♂限定のポケモンで、Lv1ポケモンにとって有用な高レベル技って何だろう?」
それはぜひ、ご自身でお調べになって発見してみてください!
考察④Lv1環境におけるポケモンGO産とは
Lv1ルールの大会を開くとき、必ず毎回議論されるのは『ポケモンGO産を含めるかどうか』です。
なぜそういった議論が巻き起こるのかと言うと……
ポケモンGOを使えば、ゲーム本編での通常プレイでは手に入らない進化後Lv1ポケモンを育成することができるのです!


ポケモンGOを使えば、こんな風にLv1サーフゴーなんて個体も作ることができます。
ナナホシはドン引きするぐらいのLv1マニアなので、GO産の進化後Lv1だけでボックスXX個分ぐらいの用意があるとか……
もちろんしっかりネット対戦に連れていくことができます。
ポケモンGOをやっているかどうかで、Lv1で使えるポケモンに格差が産まれてしまうのは仕方ないと思っています。
しかしながら、ただでさえ狭いLv1界隈という中で、GOまでやっている人はごく少数でしょう。
また、GO産ありを含めると使用可能なポケモンのプールが多く、環境考察は困難を極めます。
ただでさえLv1環境はややこしい上、GOをやっていない人から不公平感の声をいただくことも少なくありません。
自身の参加するLv1大会が、GO産ありかどうかは必ず確認しておいてくださいね。
もしポケモンGO産ありのLv1ルールに興味があれば、こちらもご覧ください!
ゲーム本編では育成できない進化後Lv1ポケモンの作り方をまとめましたので、まだポケモンGOをやったことがないという人にもオススメです!
考察⑤Lv1ルール使用可能ポケモン総論
その他、上記で語られなかったBW時代やプラチナ時代等の過去作を含めた使用可能ポケモンをざっくりまとめると、以下のようになります。
- SV:ゲーム内でLv1にできる全てのポケモンが育成可
- LEGENDSアルセウス:なつき進化など特定のポケモンがLv1で育成可
- 剣盾以前:マリルなど「おこう」を使って孵化できるベイビィの進化後Lv1が捕獲可
- SM/USUM:Lv1のまま、♂限定や性別不明のポケモンに高レベル技を覚えることができる
- BW2:自然保護区でLv1ギャラドスが捕獲可
- HGSS:2009年のポケモン映画「アルセウス、超克の時空へ」にて配布されたアルセウスを手持ちに加えて特定のイベントを達成するとLv1ギラティナ、Lv1パルキア、Lv1ギラティナのどれか1匹を捕獲可
- プラチナ:キッサキ神殿でLv1レジギガスが捕獲可
- ポケモンGO:ゲーム内で実装されている全ての進化後Lv1ポケモンが捕獲可(いくつか実装されていないポケモンもいるため注意)
一部GO産を除き基本的には、ゲーム内でレベルが固定されている、伝説や準伝説、ウーラオスやオーガポン、その他配布限定ポケモンはLv1で入手することができません。
考察⑥Lv50と比較した「ステータスが低い」ことの意味
Lv50とLv1との圧倒的な違いは「ステータスが低い」ことですが……
ステータスが低いとどういうことが起こるでしょうか。
冒頭の動画でも解説していますが、簡潔にまとめるとこのようになります。
- 同速勝負が多い
- 与えるダメージ割合が多い
- ランク補正や、特性によるステータス上昇の期待値が高い
- オレンの実でほぼ全回復できる
【同速勝負が多い】
ほとんどのポケモンの素早さ実数値が6か7です。一部ポケモンは努力値を振れば8になります。
具体的には、種族値53以上だと7に、種族値103以上だと8にすることができ、素早さのラインはこの2つだけ覚えておけば全ポケモンを網羅できます。
同速勝負の場合は、どちらが先手を取るかが完全に五分五分の運否天賦となります。
これが決まれば絶対に勝てる、という場面で50%の運ゲーを外したくはないでしょう。
PT構築にあたっては、「どうやって相手の素早さを抜くか」という方法を模索することから意識すると良いかもしれません。
Lv1環境の素早さについては、こちらの記事で考察していますのでご参照ください。
※下記記事は「努力値なし」の解説になりますのでご注意を
【与えるダメージ割合が多い】


Lv50では、ミミッキュの意地っ張り珠じゃれつくがH252ブリジュラスに3~4割程度のダメージなのに対し……
Lv1では、同じ条件でも6~7割近くのダメージを与えることができます。
このようにLv1環境では、Lv50と比べて相手に与えるダメージ割合が多いという特徴があります。
HPが少ない分、相手を確1で倒せる手段がLv50より多く、Lv1ルールは短期決戦になりがちです。
先ほど「同速勝負が多い」と言いましたが、つまりはどうやって相手より先に動き確1を取るかという戦術を練る対戦になりますね。
【ランク補正や、特性によるステータス上昇の期待値が高い】
Lv1環境では、ランク補正や特性によるステータス上昇がLv50よりも重要視されています。
なぜなら、ステータスが2段階上昇するということは……
となります。
全てのポケモンのステータスが6~8で推移しているこの環境では、ひとたび2段階上昇するだけで、全ポケモンに対しステータスに2倍の差を出すことが出来ます。
環境の全ポケモンに強力な一撃を打つことができ、全ポケモンを上から抜くことができることになりますね。
例えばチャーレムは「ヨガパワー」という、攻撃力を2倍にする強特性を持っています。あれは攻撃種族値が他のポケモンより低く調整されているから許されている特性です。
Lv1ではどのような種族値であってもステータス実数値に大差ありませんので、他のポケモンのA実数値が6~8の中、アサナンは最初からA12で高火力を叩きこむことができます。
ですのでLv1では、積み技や、ステータスを上昇させる特性によって受ける恩恵がLv50よりも大きいと言えます。
Lv1環境の火力や耐久の目安については、こちらの記事で考察していますのでご参照ください。
※下記記事は「努力値なし」の解説になりますのでご注意を
【オレンの実でほぼ全回復できる】
HPも11~13ぐらいしかない環境なので、HPを10固定で回復できるオレンの実を使うと、ほぼ全回復できることになります。
Lv1でオボンや混乱実を優先して使うことは、まずありません。
特にHP11で特性「頑丈」を持つポケモンは、残りHPが1になってもオレンで全回復できるため、頑丈を2回発動することができます。
リサイクルや収穫で無限に回復することもでき、どくびしや身代わりなどと組み合わせれば無対策の相手を一方的にハメられる凶悪な戦法です。
Lv1環境の回復技や定数回復・定数ダメージについては、こちらの記事で考察していますのでご参照ください。
考察⑦Lv1環境のPT構築について
以前、私がLv1シングルの環境について考察したTier表がありますので、まずはこちらをご覧いただければと存じます。
こちらの記事は、ポケモンSVにおけるLv1ルールのシングルにおいて、ポケモンの単体性能に焦点を当てたものです。
私なりにLv1ルールの環境ポケモンと、その強さの理由は惜しみなく詰め込んでいるつもりですので、PT構築もこの記事を抑えておけば考察の幅が広がると思います。
ただしこのTier表はナナホシの主観が多く含まれておりますので、私としては皆さん個人個人が作るLv1ルールのTier表というものを見てみたいですね。
Lv1ポケモンに持たせる道具については、こちらで解説しています。
おわりに
ポケモンSVによるLv1環境の考察、いかがだったでしょうか。
Lv50と全然違うゲームと言っても過言ではないですが、だからこそ普段のランクマにはない新鮮さがあり、私はこのルールが大好きです。
開拓が進んでいないこともあり、未知の初見殺しも沢山あることでしょう。
自分だけのオリジナル戦術の起源を主張できるかもしれません。
是非、あなたの奇想天外なLv1戦術を私に見せてください!
Lv1ルールの対戦でお会いできる日を、楽しみにしています。
その他、Lv1環境を知る上で知っておきたい情報を、豆知識・トリビアレベルから、知らないと土俵にすらあがれない必須級の情報まで網羅しておりますので、お時間ある方はこちらもご確認いただけると、Lv1ルールの覇者になれること間違いなし!
※記事の内容によっては、今回想定しているレギュレーションと若干の違いがありますこと、ご容赦ください。
※この記事は、今日ポケch.のいろはさんが2024年10月20日に開催したLv1ルールの仲間大会に向けてまとめたものを、多くの方が読みやすいようリライト(書き直し)したものとなります。